相萩吟詠会.小田原教室

詩吟の会に入ると、いろいろな方とお友だちになることができます。また声にも少しずつ自信がもてて、大勢の前でお話しする機会や、
いろいろな歌の会に参加させていただく機会をもつこともできます。

私ごとで恐縮ですが、詩吟の会に参加させていただいて師従した
先生／コーチ／歌手のご紹介をさせて頂きたいと思います。
その時その時で、運命的な出会いをさせていただき、
私の人生を変えて頂きました。

■詩吟、カラオケの先生　Ｔ先生（男性）
詩吟歴40年、若い頃は登山、ボーイスカウト活動もされていて、詩吟が大好き。
組織に飲み込まれず、信念をもって、詩吟の良さの普及に尽くされました。
（１）印象にのこるお話
　昭和３０年～４０年の神奈川県西部の岳風流詩吟の会は、盲目の吟詠家である　
蓮風先生がダントツにお上手で、お弟子さんが何１００人もいらっしゃたことの
お話が好きでした。
先生は、蓮風先生をご自宅まで車で送迎されておられ、お世話をされていたようです。蓮風先生が、神奈川県から離任されてから、神奈川県の詩吟教室は宗家が乱立し、今の衰退につながったのではとの思いがありました。
突出した吟詠家の登場が、詩吟ブームを作った時代があることを忘れてはならない。
（２）吟の指導
とにかく、腹の底から大きな声をだすこと。声をだせ。声をだせ。
詩吟は口伝だとばかり、生徒には歌わせず、自分で歌う時間が長かった。💦

■合唱の先生　Ｏ先生（男性）
小学校の音楽の先生をされてた方で、全国の小学校の音楽大会で優勝に導いた手腕をもつ
初心者向けのBeethoven第九を歌う（生涯学習）の先生。
お話ずき、交流ずき、息子さんも合唱をご指導されていて、ピアノもお上手です。
（１）印象にのこるお話
第九のエネルギーはすごい。世界中の人から愛されている。第九が歌えれば、世界中の人びととお友だちになれるよ。
　そして、朝に聞けば１日分の元気をもらい。昼に聞けば午後から半日分の元気をもらえる。夜に聞けば、苦悩を乗り越え楽園にたどりついたことを実感でき、真っ白な気持ちで
眠りにつくことができる。第九の合唱は人生に寄り添ってくれるもの。
（２）合唱の指導
にぃ、にぃ、にぃ。鼻にひびかせる発声。
窓の向こうの箱根山に向かって声を届けるように歌いましょう。

■コーラスの先生　Ｔ先生（女性）
（１）印象にのこるお話
なぜこの曲を、この場で歌うのでしょう。この曲を歌うことの意義をよく考えましょう。
声を合わせること、音を外さないこと。チームで仕事をするうえで役立つ。
仲良しではなく、それぞれが役を分担して一つのことを実現することの達成感は、得難いものがあります。
（２）コーラスの指導
いろいろに例え話をしながら、指導いただいた記憶がありますが、なにを話されていたかは、まったく頭に残っていません。　
女性が多い中、男性2人は辛かった記憶しかない。💦

■ボーカルの先生　Ｆ先生（男性）
(１)印象にのこるお話
松本市にできる音楽祭が、どうして同じ人口くらいのＨ市でできないの？
音楽への情熱、それがすべて。
第九は、一生をかけて上る山に似ている。
人間が退化してきている。集中力がなくなってきている。
今の学生は授業中に鉛筆を落とす。かならず一人は落とす。
練習はうそをつかない。家で練習しなさい。　

（２）ボーカル指導
からうがい。話す声と歌う声は出すところが違う。
声と息は違う。耳の後ろから天井に向けて、まっすぐ息を吐くように歌う。
構えは、耳の穴が、くるぶしの上にあるように。
イ－　上の歯と下の歯は開ける。できるだけ縦に口を開ける。
キー　等質で、音階を発声する。固いところの音階があるはず。
　　　　そこを揉んで柔らかく発声できるようにする。
　　　足の小指を床につける。　三点均等荷重（かかと、親指、小指）
　
腹式呼吸は喉を守る武器。ベンカント歌唱法で合唱をしてもよいと思う。
歌唱の姿勢は、首・胸・腹　を伸ばし、
肩甲骨を閉めぎめに、お尻の上を筋肉で閉めて歌う。
－聴衆に伝わるように歌いましょう。
主題を強く言う。
　言葉に意味を持たせる。厳しい言葉はきびしく。
　　　　　　　　　　　　やさしい言葉はやさしく。
くれっしぇんど（だんだん大きく）、でくれっしぇんど（だんだん小さく）は
オーバーアクションでちょうど良い。　

■指導ではないですが、Ｙさん（女性）
　ジャズ歌手、空手家、自己肯定講座講師、猫里親、トルコランプ職人など多彩な才能をお持ちの才女。
　Ｙさんのお父様が、新聞記者の山崎宗次さんで山崎さんの名著に
文章が魅力的になる魔法の文章術「カンカラコモデケア」というのがあり、本ＨＰを作成する上でも参考にさせて頂きました。ありがとうございます。
カンカラコモデケア
「カン/感動」　：詩に感動し、吟に感動し、吟じて感動し、反響に感激(^^)/
「カラ/カラフル」：せきだいおうりょくせいらんし。赤橙黄緑青藍紫を文章に
「コ/今日性」：その時代のことを。
「モ/物語性」：いつ、だれが、どこで、だれと、なにを、どうした。
「デ/データ」：何人、いくら、何時間、
「ケ/決意」　：集まって、声を合わせて発声するって若返ること。
「ア/明るさ」：朗らかに、元気に、楽しく、ゆくわいに、

■まだ見ぬ君へ
ぜひ、詩吟教室にご見学をいただけますよう連絡をお待ちしています。


写真は、昭和５０年に、生まれ故郷の父からいただいたお手紙。
カンカラコモデケア　織り込まれている💦　
　雪国、曇り空、年末の忙しさ、子への思い。
　朗らかに、元気に、楽しく、ゆくわい（愉快）に働いてください。