ご紹介をいただきました、アラカワヒロシです。
趣味は、詩吟と合唱です。
月三回、土曜日の午前中に 小田原市生涯学習センタけやき で開催している詩吟教室の幹事をしています。
合唱では、2023年2月26日に秦野市の文化会館で行われる丹沢音楽祭で、三ツ橋敬子さん指揮の
ベートーベン作曲の第9と、丹沢讃歌を歌う予定です。
パンフレットをご用意しましたので興味がありましたら、お手に取っていただければ幸いです。
さて、本日は、詩吟を吟じる機会をいただきまして、ありがとうございます。
ただ吟じるのも味気ないので、詩吟と洋楽音階の違いなどを説明しながら詩吟を吟じたいと思います。
洋楽は歌うといいますが、詩吟の場合は吟じるといいます。
・発声も音階も詩吟の場合は、洋楽とちょっと違います。たとえば、
洋楽の場合は、ドレミファソラシ の7音階ですが、和楽の場合は
5音 よな抜き音階が有名ですね。 ドレミソラ
詩吟の音階は、漢詩や和歌は、陰旋法 ミファラシド
俳句は、民謡と同じ。陽旋法 ミソラシレ となります。
ちなみに、日本で初めて、7音階の曲を作曲したのが、滝廉太郎作曲の「荒城の月」だそうです。
前置きが、長くなりましたが、そろそろ詩吟を披露させていただきます。
最初に音読みをしてから、次に節をつけて吟じます。
宝船、藤野君山
なんとなく今年は良いことあるごとし 正月の朝 晴れて風なし。
寿海波平らかにして 紅旭鮮やかなり
遥かに看る宝字 錦帆の懸るを
同乗の七福 皆笑いを含む
知る是金銀 珠玉の船
幸せが次第に近づいてくるという表現が、この詩の魅力です。この絵を正月に枕の下に入れて寝るといい夢を見るといわれていました。
おめでたさを十分味わっていただけたらと思います。また、最初の石川啄木さんの和歌は、民謡調に歌います。そこも聞きどころです。
では、吟じます。