小田原で月一回行われているプロのオペラ歌手の先生による「大きな声で楽しく歌う会」に今年2022年7月から、参加させていただいています。きっかけは、詩吟の発声方法と、西洋音楽の発声方法の差など意識したいこと。また
西洋音楽の良さ(発声方法、リズム、音程、表現力)を詩吟の表現に取り入れたいとの思いからです。
西洋音楽では、ごたぶんにもれず、女性の参加が多く男性は参加者の1割。男性は私を含めて4人です。西洋音楽の会は、圧倒的に女性が多いので、男性は肩身が狭い。
一方、漢詩や和歌や俳句の作者は、圧倒的に男性が多く、詩吟は男性のものといっても過言ではないです。我が相萩吟詠会小田原教室も当初は先生を含めて6人全員男性でした。現在は、先生は女性。会員は女性4名、男性2名の構成員で女性比率が高くなりました。男性は健康年齢が女性に比べて5歳くらい差があるから仕方がないことなのかもしれません。
さて、「大きな声で楽しく歌う会」で、詩吟を大学時代に打ち込んでいた男性A氏と知り合うことができました。これも詩吟のお導きと感謝せずにはいられません。A氏がなんと7月の会で、詩吟を披露されたのです。「大きな声で楽しく歌う会」では、参加者が5分程度お時間をもらって、曲を披露する時間が設けられており、ピアノソロ、オペラ曲独唱、歌声など披露されています。7月に入会した新人の私にも、「何か発表してみませんか? 」と先生からお声がかかり、「詩吟くらいならできますよ。」と返事をしたところ、「それでは、(2023年)1月に詩吟をお願いします。」ということになり、子供のころから気が弱くて、みんなの前で何か発表するなんてことが一番苦がてな私が、詩吟を知らない人たちの前で吟じなけれはならなくなり、選曲も二転三転して、現在困り果てているところであります。
案1 正月だから、おめでたい曲が良いかなと、
一握の砂より、正月の朝 石川啄木。 宝船 藤野君山
案2 「大きな声で楽しく歌う会」で教材に歌っている荒城の月を歌った 月夜荒城曲を聞く 水野豊州
詩吟を知らない女性陣の前で、詩吟はいいよなんて言いながら、吟じても興味を持っていただけないので、女性心理(一緒に行動、感情表現は最後に、気遣いには素直に感謝)を意識しながら、西洋音楽と詩吟と比較しながら、うんちくを垂れて
貴重な体験になるように準備をすすめます。お楽しみに(^^)/