詩吟を習って,先人の生き方を学びます。漢詩や和歌、俳句に節をつけて腹から声を出して歌います。
健康増進、ストレス解消に最適です。

詩吟の流派について

守破離で詩吟上達

詩吟は流派が多く、別の流派に移ると、吟じ方がことなるので、戸惑いがあります。でも、歌い方は人それぞれ違うので、流派は気にせず、歳をとったら、家の近くにある詩吟教室に入会するのが良いと思います。

■詩吟の習得
最初に入会した詩吟教室の歌い方をマスターするのに、10年はかかります。
そして、自分なりの工夫をして、その歌い方を進化、発達させます。
従来の芸(息、間、余韻、詩の言い回し)を変える試行錯誤を繰り返します。
試行錯誤の上、自分の芸を持つことができたとき、初めて新たな流派を持つことができます。
詩吟の流派が多いのは、歌い方が人間によって違うことに他ならないのです。
流派を一本化して、統一しても何も面白くなく、退化してしまいます。

■学問には4つの段階があるといいます。
「蔵学」(ぞうがく)
「修学」(しゅうがく)
「息学」(そくがく)
「遊学」(ゆうがく)


■歌舞伎の修行には、三段階あるといわれています。
「守る」(先達の芸を守る。しゅ)
「破ぶる」(先達の芸を破る。は)
「離なれる」(先達の芸から離れる。り)

■人間は、一人ひとり違う。
ユニークな芸を目指して、工夫すること。 
独裁国家と、民主国家の違いのように、詩吟の吟じ方はみんな違ってみんないい。
誰でも、流派を作って宗家になれる。

2022/5/15